週刊少年ジャンプ2021年48号掲載読み切り「SNOW SMILE」を語る
もし大賞を獲得すれば、連載の可能性もあるのです。
ただ「SONOW SMILE」に限って言えば、厳しいでしょう。内容とBBAが読んで感じた率直な感想を述べていきます。
「SNOW SMILE」の内容
2021年に現れた雪の化け物「雪人(ネージュ)」は、20年も間多くの人を傷つけてきました。
雪人に対抗すべく組織された国際機関こそが、特別除雪隊です。
少女ミーテは、雪人に襲撃されたところを特別除雪隊隊長のハンスに助けられます。隊の協力により、首都へと大型ソリで向かうことになりました。
ハンスに命を助けられたものの、ミーテは彼に不信感をいだきます。大変な状況であるにも関わらず、終始ヘラヘラしていたからです。
そんな中、ミーテは衝撃的な事実を知ります。「衝撃的な事実」と記しましたが、よく考えたら当たり前のこと。
でも雪人により大切な人を失ったミーテは、当たり前のことにも気が付かなかったのです。
そうこうしている内に、ミーテを乗せた大型ソリに巨大雪人が襲いかかり…。
Good Point
画力が高い
アクションの見せ方が上手い
Bad Point
どこかで見たような設定
ストーリーの端々にあらが目立つ
BBAの感想(毒舌バージョン)
画力に関しては、現在連載中の作家陣とくらべても遜色はないように感じました。アクションの見せ方も上手く、ラストでみせたスキーアクションは見ものです。
ただ物語に粗が目立ちます。1個1個挙げれば、きりがないほどに。
秘書的な隊員であるモアは、何のためにいるのか?ミーテを首都に避難させる理由は?隊員が命がけで戦っているものの、それらしい描写は大型ソリの中のみ。等。
そもそも特別除雪隊が国際機関であるにも関わらず、ミーテが「生まれて初めて聞いた」となるのも、よくわかりません。雪人出現で情報伝達手段がない状態でも、噂だけなら耳にしているはず。
特別除雪隊が隠密部隊的な組織というのも、考えられます。ただ隠密部隊だったら、ミーテに「人には漏らさないで」等のセリフがあっても不思議ではありません。
特別除雪隊に関する粗は、全体的な設定の粗と比べるとまだ序の口です。目新しさはなく、どこかで見たような設定になっていました。
独自のオリジナル武器を用いて敵と戦う話は、週刊少年ジャンプだけでもどれだけの数になるか…。
話をもっと作り込めばかなり化けそうな作品なだけに、もったいない気がしました。
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